Y・K 様　2018年　8月10日

私は高校を卒業してすぐに就職しました、幸いな事に福利厚生もしっかりした会社で売り上げも悪く無く、大変ながらも充実した日々を送っていました。

就職してから数年、配属された部署で色々な作業に携わりながら、私はチームリーダーを経て主任にまで昇格していました。

そんなある日、部長に呼び出されて別部署への移動を申し付けられました。

移動先の部署はまだ出来て間もない部署で、部長には色々な作業を経験した事のある人員が欲しいとの事で私に白羽の矢が立ったのだと言われました。

後日、移動先の部署に出勤してみると、仕事の手順や内容など何もかもが新しい事尽くめで今までの私の経験はほとんど役に立ちませんでした。

それでも初めの内は兎にも角にも頑張ろうと前向きに仕事に取り組んでいたのですが、ある日にちょっとした失敗をしてしまい、そこでポッキリと心が折れてしまいました。

翌日、会社に行くためにいつもの様に家を出たのですが、通勤電車の乗り換え時にどうしても先に進みたくなくなってしまいました。

しばらく葛藤した末に私は会社に電話をして、体調不良を理由にお休みを取らせてもらいました。

しかし妻にはその事を話せず、すぐに家に戻る訳にもいかなかったので、その日はカフェや本屋などで時間を潰してから何事も無かったかの様に帰宅しました。

それから数日は仕事に行く振りをして家を出て、職場には体調不良を理由にした欠勤の連絡を入れ、一日乗車券などを利用して都内をブラつき時間を潰す日々が続いていました。

そんな生活が一週間程続いたある日、私が出勤と偽って出かけている間に会社から家に連絡があり、私が出勤していない事が妻にバレてしまいました。

帰宅した私に対し、妻は怒る様子も無く、ただただ親身に話を聞いてくれた後、大変だったね、頑張ったね、と言ってくれました。

今回お世話になったDURさんのサポートプログラムに参加したのは、実はその妻の勧めでした。

聞けば妻も私に出会う前にお世話になった事があるそうで、効果の程は実証済みだからと笑顔で私を送り出してくれました。

DURさんのプログラムに参加してハワイでの生活が始まると、新しい部署での失敗がとても些細な事に感じられる様になりました。

プログラムの中にもいくつかやるべき事があるのですが、それはやらされてやるのではなく、どれも本人が自分からやりたくなる様な内容になっていました。

いえ、いつの間にかやる気を起こさせられていて、自分からやりたくなっている様になっていると言った方が正確ですね。

ハワイと言う地がそうさせるのか、スタッフさんが親身でやる気が出ているのか、はたまたその両方なのか、どちらにせよ気が付いた時には既に自分から動き出していましたね。

二週間のプログラムを終え帰国した私は心機一転、晴れやかな気持ちで無事に職場に復帰する事が出来ました。

私の心の疲れを癒してくれたDURさん、親身に話を聞いてくれた妻、長い間の休暇明けにも関わらず暖かく迎えてくれた職場の皆さまに感謝です。